自然体験と自然素材について

自然体験 とは?

自然に抱かれ、自然と一体感を感じる「情感体験」と自然素材と相対し働きかけ変化させていく「造形活動」が挙げられます。
自然素材は子どもたちの感覚(五感)に働きかけます。また自然体験や自然素材との遊びでは失敗が許されるので、子どもたちは楽に様々な試みを試すことができ、達成感を沢山味わうことが出きます。
そして遊びが深まり大きくなっていくと共に味わう達成感も大きくなっていきます。

自然素材 水

命と深くかかわる 生命を生み育む
羊水の中から生まれて水を好む
自由自在に変化(流動性)

本能的に喜び、心が開かれ自由を獲得し心に安らぎを感じる。

自然素材 砂

水のように濡れない 土のように汚れない 扱いやすい
心地よい(サラサラ) 気軽に形を作ることができる(可塑性)

小さい子から大きい子までがそれぞれに遊び込める。共同で何かをつくりあげることに向かわせる。十分に遊べば自信を持って土などでの遊びへ挑んでいく。

自然素材 粘土

どこにでもある 重量感の気持ち良さ
多様な触感・気持ち良さ・しっかりとした形(可塑性・粘り)
色があっても色彩が無い

心の抑圧や葛藤、欲求不満、恐れなどの解消。具体的にイメージが拡がりやすく、表現が深められる。子供の造形活動の柱となる。

自然素材 木

木肌の感触、匂い、樹液、年輪 軟らかすぎず、硬すぎない
形・大きさ・部位の多様性

命を感じる。
大きな構成的な作品から工作的な作品まで多種多様で創造的な造形活動を展開。

石を円環状に並べる

自然の長い風雪によってつくられた素材
多様な色・硬さ・形(一つとして同じものが無い)・大きさ

子どもたちの手にかかると命を蘇らせる。
遊ぶ素材であると同時に宝物。

自然素材 動植物

動植物

多様性(形、大きさ、体温、触感、動き、色彩、構造) 生死

豊かな命の体験。

粘土

土より粒子が細かくしっかりとした形を作ることができる

造形作品により確かな子どもたちの成長を感じさせる。(抽象から具象へ)

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