1.目的
子どもたちは「自然に抱かれて、子ども時代を生きる」体験が不可欠です。
自然に抱かれる情感体験はいのちのふるさと体験であり、子どもたちの意欲を高め、その生活を子どもたち自身の手に取り戻します。
情感体験によって高められた意欲は、水・砂・土・木・石などの自然素材に向かい、何かを創ろうとする欲求へとつながります。子どもたちは感覚総体としてのセンス・オブ・ワンダーを働かせながら、素材と関わり仲間と群れて遊び込み、豊かな知識を身につけていきます。遊びによって蓄積されたイメージは、造形物や絵画等の豊かな表現として子どもたちの手によって生み出されます。
「自然に抱かれて、 子ども時代を生きる」 子どもたちが生きるのは、感じて表すことの繰り返す美術文化の世界世界であり、素晴らしいアートの作品を生み出します。子どもたちが、幸福感を高め豊かな美術文化の世界を生きることは、予測困難な世界で自らの人生を拓いていく「生きる力」の芽生えとなります。
そのためには、子どもたちと寄り添う保育者の存在が大切です。
本件集会では、事例研究や子どもの自由画や造形などの表現活動を通して、幼児教育の意義や役割、保育者の役割や姿勢についての学びを深めます。
2.内容
○幼児教育の意義
・幼児教育の現状と課題 ・保育所保育指針について
○幼児教育の環境
・幼児教育の役割と機能 ・資質と能力を育むための保育内容
○幼時の発達に応じた保育内容
・幼児期にふさわしい生活 ・観察を通しての記録及び評価
○幼児教育の指導計画、記録及び評価
・遊びを通しての総合的な指導 ・評価の理解及び取組み
○小学校との接続
・一人一人の発達の特性に応じた指導 ・小学校教育との接続
3.実施主体
特定非営利活動法人 こども美術文化研究会
4.講師
長谷 光城 氏 (現代美術作家)
5.日程
令和元年 6月29日(土)~30日(日)